戦前「少年倶楽部」という当時の小学校高学年から中学生にかけて読まれた月刊雑誌をご存知だろうか。たまたま、東京の古本屋で手に入れた昭和八年版の復刻本を読んでそのレベルの高さに驚愕した。今の高校生でもすらすらとは読めないだろう。アメリカ占領軍が日本の教育水準を落とした理由が分かるような気がする。子供用にやさしく書いてはおらず、全ての漢字にフリガナをつけてあるので難しい漢字でも正しく読めて、大人の言葉も自然に憶えていく。恥ずかしながら小波をサザナミと読むのは知らなかったし、「将軍の御前で、古今未曾有(ここんみぞう)の大試合」ともあるから未曾有は当時の小学生でも読めたのだ。
▼大仏次郎、山中峯太郎、サトウ・ハチローらの「海の荒鷲」」「大東の鉄人」「冒険ダン吉」「馬賊に捕われた日本少年の実話」など大人が読んでも血湧き肉躍るような面白さだ。昭和八年四月号には現役の海軍少佐が小学生の疑問に答える形で「米国にとって日本が邪魔者なのだ。もし海軍が強くなると、きっと日本に向かってくるだろう。次の軍縮会議で日本の海軍力を弱くさせようとし、そしてもう一度満洲問題をかつぎ出して、自分の都合のいいように日本を押さえつけようとするだろう」などと解説している。また「夜は已に更けた、物凄き下弦の月は薄絹を引きたらんように戦場を照らし、陣地の半面を朧に露してゐた。・・・・」のような文章が朗読名文として毎月掲載され「声を上げて読むとその言葉の美しさが一層よくわかります」とある。
▼さらに驚くのが通信教育の広告の多さだ。「いろいろな事情で中学校に行けない人たちは僅かな年月と僅かな学費で独立立身成功の基礎をつくりなさい。その上で官費の学校に入学するのが学資のない独学者には一番成功の近道である」として小学教員や普通文官、鉄道員、海軍志願兵、巡査などの受験講義録を勧めている。高校無償化の今日に比べて、貧しくとも勉学への志が感じられる。
▼「少年倶楽部」を直接手に取ると当時の小学生の鼓動や息遣いまでが聞こえてきそうだ。一生懸命に生きた当時の人々の考え方や感じ方を出来るだけ追体験しなければ本当の歴史は分からない。後知恵で歴史を裁くようなことはしたくないものだ。
(以上は日田・甘木【地元新聞】に寄稿したものです)
(以下、産経新聞2月22日より)
■人権救済法案提出に意欲 法相、外国人参政権も賛成 小川敏夫法相は21日の衆院予算委員会で「人権救済機関設置法案」(仮称)について「全国で統一的に適切な人権侵害への対応ができるので人権委員会を設置する必要がある。環境が整えば提出したい」と今国会提出に意欲を示した。 また、
永住外国人への地方参政権(選挙権)付与についても「付与した方がよいのではないかというのが私の個人的な考えだ」と賛成の立場を明言した。民主党でも慎重論の根強い2つのテーマが今国会中に再浮上する可能性もある。
人権救済機関設置法案は、差別や虐待などの是正を図るとして法務省が昨年12月に法案の概要を発表した。
だが
、「人権侵害」の定義が曖昧であり、拡大解釈により憲法が保障する「言論・出版の自由」が侵害される恐れもある。衆院予算委で柴山昌彦氏(自民)は「人権の解釈は多義的であり、統一的な機関を設置すると逆差別の危険性が出てくる」と指摘した。 民主党にも慎重論が根強いが、
野田佳彦首相が昨年9月の内閣発足時、平岡秀夫法相(当時)に重要政策課題として「新たな人権救済機関の設置」を指示している。
民主党国対幹部は「通らないと分かっていながら法案を出すのはやめてほしい。成立率が下がるだけだ」と漏らす。(引用おわり)
何を考えているんだか全く分からない。
両法案とも、外国勢力が利用して日本人の住みにくい世の中にするだけ。
(以下、産経新聞2月22日より)
■【湯浅博の世界読解】広がる中国モデルの忌避症 大国の首脳級が会談して
「相互利益の拡大で一致」などといえば、前進がなかったと考えるのが外交の読み筋である。さきの
オバマ米大統領と中国の習近平国家副主席の会談のことを指している。
中国に好意的な新聞は、「共存シフト」「思惑が一致」と書いた。だが、米ABCテレビは習氏の振る舞いを「まるでロボットのよう」との辛口論評を紹介していた。オバマ批判を続ける共和党大統領候補のロムニー氏になると、「実のない虚飾と儀礼に終わった」と手厳しい。
むやみに対立は望まないから、「相互利益」でお茶を濁すのは最低限の外交辞令である。オバマ氏は秋の大統領選を控え、習氏も同時期の総書記就任を前にしているから、互いの譲歩や妥協はあり得ない。
実のある米中合意は、中国からカリフォルニア州への投資、アイオワ州からの穀物輸入の合意ぐらいなものだ。
ワシントンでの政治的な齟齬(そご)を、中西部の経済的な契約で繕ういつもの中国首脳級外交である。
ありていにいえば、中国が繰り出す外交スローガンを、心ある国家と国民は信じなくなったということだ。軍備増強をしながら「平和的な台頭」をいい、その軍事力で脅しながら「ウインウイン(相互互恵)の関係」などといって誰が信じよう。
米政界だけみても
、対中融和路線だったオバマ氏の民主党は地方選のたびに敗北している。理由は米国民が感じる「メード・イン・チャイナに雇用が奪われている」との危機感だ。
米西海岸に住む友人は
、「19世紀にカリフォルニアで起きた中国人排斥のような雰囲気がある」と語っていた。共和党の大統領候補だったハンツマン前中国大使が、国際経験の豊かさを強調するために少しばかり中国語を口にすると、ブーイングの嵐に見舞われた。おかげで選挙戦から撤退せざるを得なかった。
“中国忌避症”は米国だけの現象ではない。米外交評議会のリズ・エコノミー上席研究員によると、中国が時代遅れの原則と実際の行動の落差からますます信頼を失い、孤立への道をたどっているという。 小欄でも紹介した
ミャンマーは、中国の手になる巨大ダムの建設を中止している。ダムの規模は、シンガポールの全面積にものぼる土地が水没するほどで、中国人の手により中国に電力を供給することを目的としていたからだ。
中国が投資を拡大している
アフリカや中南米でも、「ウインウインの関係」とは中国のためだけの「ウイン」であることが露見してしまった。 すでに、
ザンビアの新大統領は「わが国が中国の一省になってしまった」と悲鳴を上げた。
ペルーの首相は「ペルーの労働法や環境を尊重してもらいたい」と、中国式の開発モデルを拒否する。
ブラジルやアルゼンチンでも、国土を中国人から守るため、新法を制定して買収を阻止しようとしているという。
狙いは石油など鉱物資源の採掘に関わるものが多く、人さまの資源をいただく割には頭が高い。中国の傍若無人ぶりは、南シナ海や東シナ海で見せつけられているから、さもありなんか。
日本の水源林が外国資本に狙われながら、これを見逃す日本政府は、いったい何をやっているのか。(東京特派員)
(引用おわり)
10年ぐらい前、友人に連れて行ってもらった歌舞伎町の中国クラブで、そこにいた中国人ホステスたちと話していて、「今に全世界が反中国になると思う」と言ったら、彼女達は「あなた、頭いいね。私たちもそう思う」と答えた。そして「だから、私たちは日本に来たが、日本も危ないから他の国に逃げようと考えている」と言ったので「何故?」と聞いたら「日本に軍事力がないことが分かったから」と言った。今でも鮮明に憶えているが、彼女達は一体何者だったのだろうか。天安門事件で逃げたエリート達だったのだろうか。
(以下、産経新聞2月22日より)
■河村氏、南京事件否定 事実上の報復措置 中国・南京市 【上海=河崎真澄】名古屋市の河村たかし市長の「南京事件」否定発言を受け、同市との交流を当面中止すると発表した中国・南京市は、ミニブログ「微博」で外事弁公室報道官の談話として
「南京大虐殺の史実を否定し、南京人民の感情を著しく傷つけた」と批判し、交流停止が事実上の報復措置であることを明らかにした。
当面、日本政府が3月9日から11日まで実施予定の「南京ジャパンウイーク」への影響が懸念されている。
(引用おわり)
南京で30万に虐殺したとする話自体が、CHINAの政治プロパガンダである。戦闘の行われた12月中、南京城内には20万人以上の市民が国際安全地域に避難しており、1月には人口が25万人に増加している。
年末に撮影された日本のニュース映像には、市民が日本軍の良民証を貰うために長蛇の列を作って、周りで見ている日本軍兵士は丸腰でタバコを吸いながら笑って見ている様子や、兵隊さんたちは門松を作ったり餅をついたりしている周りで子供たちが爆竹を鳴らして遊んでいる様子が記録されている。恐れている様子はない。30万人も殺されたら、どうしてCHINA人が日本軍の傍に寄って来るだろうか。
川村市長は決してひるんではならない。日本の名誉のために頑張れ。
影響を懸念することもない。出たら出たでよいではないか。懸念して発言を取り消すのが一番悪い。
台湾の嘉義玉山扶輪社(ロータリークラブ)を日田ロータリークラブの武内会長らと訪問しました。東北大震災の時、送って下さった義捐金に対するお礼のためです。
お礼が遅くなってしまたのですが、嘉義の皆さんに大変歓待されました。乾杯のやりとりで、二次会では双方とも酔っ払ってしまいました。
嘉義には、中国人観光客が一日3千人も来るので、ホテルが足りないのだそうです。阿里山が日月潭、故宮博物館とともに観光スポットの一つになっているそうです。
中国政府から観光客に補助金が出ている様で、1月の総統選挙のときは、バタッと客足が止まったようです。
民主的な選挙を目の当たりにされることは都合が悪かったのでしょうか。
台北ではタクシーの運転手に、後部座席もシートベルトをしてくれと言われましたので、mkiyoと言ったら、笑っていました。ロータリーメンバーには、この事件のことを伝えてありましたので、みんな「ハイ、ハイ」と素直に着用してくれました。
(以下、サーチナ 2012/2/16より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000007-scn-int
◆露空軍がその気になれば日本を20分で消滅できる=露軍事専門家 ロシアの軍事専門家はこのほど、「ロシア空軍がその気になれば、20分以内に日本を地球から消滅させることもできる」と述べた。中国メディアの環球時報が15日付で報じた。
ロシアの爆撃機など空軍機5機が8日、日本の領空に接近し、航空自衛隊は戦闘機をスクランブル発進させて追尾し、外務省はロシア側にこのような飛行を2度と行わないよう警告した。
一方、ロシア側は「日本の領空を侵犯しておらず、国際法にのっとった訓練飛行だった」と主張した。
防衛省は「これほどの大規模の飛行訓練が日本周辺で行われたのは初めてであり、早期警戒管制機が日本に接近し、偵察を行ったのも前例がない」と指摘している。
ロシアの専門家は今回の飛行訓練の目的について
「これは空軍がなすべき仕事であり、日本が驚くようなことではない。ロシアはもっと早期から日本に対して、さらに米国やイギリスに対して行うべきことだった」と述べた。
さらに
ロシア軍事専門家協会副会長である退役少将も「日本の反応も理解できる。
なぜなら彼らはロシアが『すでに死んだもの』と思っていたのに、自分たちの想像が違っていることに突然気付いたからだ」と述べ
、
「戦略爆撃機は戦闘機と戦闘するためのものではない。もしも必要であれば1000キロも離れたところから核兵器を搭載したミサイルを発射することもできる。そうなればロシア空軍は20分以内に日本を地球から消滅させることもできるのだ」と主張した。(引用おわり)
確かに、今の爆撃機はB29とは違って、1000キロも離れたところからミサイルを発射れば目的を達成するのだろうが、では、何故日本の領空ギリギリに接近するのか。現政権に揺さぶりをかけているのか。
それにしても、20分で消滅させられるとは、何と言う野蛮な言い草か。だが、彼らの本音なのだろう。
この記事をCHINAが報道したのも「自分達も20分で日本を消滅させられる」と言いたいのだろう。
日本は黙って20分で消滅させられてしまうのか?
日本は黙って20分で消滅させられるのか。
(以下、産経新聞2月16日より)
■【石平のChina Watch】元党幹部の「世紀末気分」 
北京の繁華街、王府井。所得格差が広がる中、庶民には不満が広がっている(長谷川周人撮影)
中国に周瑞金という共産党幹部出身の政治評論家がいる。
人民日報の副編集長を務めた論客で、在任中からトウ小平改革の熱心な吹聴者として知られていた。
周氏は最近、トウ小平の「南巡講話」20周年を記念する論文を自分のブログに掲載した。1992年春節(旧正月)期間中に行われた「南巡講話」が「天安門事件」後の閉塞(へいそく)した政治状況を打破して中国の経済発展に活力を入れた、と絶賛する内容だが、
国内で注目を集めたのはむしろ、論文の後半部分に示した厳しい現状認識である。
論文はまず、「南巡講話」以来20年、市場経済の発展と釣り合うような政治改革の推進を怠った結果、今の中国は「共同裕福」を目指したトウ小平改革の理想とは正反対の社会状況となっていると指摘し、その嘆かわしい社会現状をこう描いているのである。
曰(いわ)く、貧富の格差、官民の格差が広がる中で、階層の分化が固定化されて次世代へと受け継がれている。つまり官の二世がそのまま官となり、金持ちの二世がそのまま金持ちとなる一方、平民の子は相変わらず平民で貧困者の子が相変わらずの貧困者なのである。
固定化が進む各階層の状況を見てみると、
貧困層は深刻化するインフレの中で苦しみ、中産階級の人々は不動産価格の暴騰などによって生活を奪われつつあり、裕福層の人々はひたすら外国への移民を考えている。唯一、官と財界との結託から生まれた「特殊利益集団」が富の収奪の「ラストチャンス」に乗じてすべてを奪い取る狂気のゲームを楽しんでいる最中であるという。
そこで周氏は流行の「2012年地球破滅のマヤ文明予言」を引き合いに出して、「今、中国の民衆に充満しているのは、まさに『2012年気分』ともいうべき世紀末の気分である。
草の根の民たちは社会的不公正を変えられない無力感の中で、この世の破滅と一緒に滅んでしまおうと『集団的焦燥感』に駆り立てられているのだ」と論じたのである。
「共産主義の輝かしい未来」を標榜(ひょうぼう)して今の中国をつくったはずの共産党の元幹部がこの国の「世紀末」を語り始めたとは、まさに壮大なる歴史の皮肉である。
「階層固定化」の中で底辺の人々が上昇するチャンスを失う一方
「狂気」に陥っている一握りの「特殊利益集団」以外のすべての社会階層の人々が生活を圧迫され希望を失っている中国の現状は、やはり「世紀末」という言葉で表現すべき絶望的なものであろう。
あるいはそれは、当の共産党が「革命」を起こした前夜の
、「旧中国」の混沌(こんとん)とした社会状況の再現であろうともいえる。
いずれにしても、今の中国社会が深刻な危機に陥っていることは火を見るより明らかだ。こうなったことの原因について、前出の周氏論文が「改革の停滞」としているのに対し、トウ小平流の改革が行き過ぎたからこそ社会の危機が拡大していると主張する声も国内で広がっている。
現代中国を大きく変貌させたトウ小平の改革が始まってから三十数年、中国の政治と社会はふたたび方向性を失って混迷を深めている。ちょうど周氏論文が掲載された今月、南京や廈門や済南などの大都会でバブルの崩壊による不動産業者の夜逃げ事件が相次ぐ一方、「黒社会撲滅」の英雄だった重慶市の前公安局長・副市長が米国領事館に逃げ込んで亡命を求めるショッキングな事件も起きた。
ますます「世紀末」の様相を強めているこの巨大国が「運命」の2012年をいかに乗り越えるのか、まさにこれからの「見どころ」なのである。
(転載おわり)
一方で、習氏訪米で、バイデン副く大統領に米中関係は死活的に重要といわしめるほど、CHINAは力をつけた。世界の力関係が大きく変わろうとしている。CHINA国内の動きと合わせて今年はどのような年になるのであろうか。それにしても我国は想定外のことも含めて対応の準備はあるのだろうか。
(以下、「宮崎正弘さんの国際ニュース早読み」2月13日より)
(読者の声1)敗戦にいつまでもこだわる日本人に、以下感想です。
1.対米戦争に勝ち目なし:なぜなら軍事情報では、日本暗号は米側に解読されており、兵器では原爆を開発していたからです。それでなくても国力が違い、東西の2正面作戦を強いられた日本には勝算はなかったのです。政治家も軍人も皆勝てない戦争であることは知っていました。
2.戦争の理解の浅さ:
日米戦争は、負ける戦争でした。それでも人間は自由と独立を守るためには戦います。これが分からない人には、戦争を理解することはできません。
いつも私が例えるのは、
娘を連れた父親が大男に襲われた時逃げるか、ということです。
ベルリン陥落時、ドイツ人父娘がソ連兵に襲われました。抗議した父はたちまち撃ち殺され、娘は散々ソ連兵に輪姦されました。その娘は今は老女ですが、自分を守ろうとして殺された父を尊敬していると語っていました。負けるから娘をおいて逃げると言うのが今の日本人の考えです。
3.敗戦の受け止め方:戦争末期にドイツに滞在した日本人技術者は、あるドイツ軍人が、この戦争は負けるかもしれない。しかし
我々ドイツ人は雑草である。かならず復興する、と述べたと記録しています。昭和天皇がご指示された臥薪嘗胆です。
クライン孝子先生もドイツ人は奪われものは、取り戻せばよい、と考えていると述べています。我々も同じです。また立ち上がればよい。そうすれば敗戦は勝利にかわるのです。
4.戦争の負け方を知らず、帰らぬ過去にいつまでもこだわり、レバタラの妄想に遊ぶのはもう止めたい。先人非難はその延長である。それより日本再建である。子供たちが現に敵に襲われ誘拐されているのだから。我々は戦後何をしてきたのか。
(東海子)
(転載おわり)
日本人もドイツ人と同じように復興した。スターリンは蒋介石の息子蒋経国に「ドイツも日本も必ず復興するであろう。民族には固有の力というものがある」といったそうです。
ただ、戦争を戦った大正世代が現役を退いたころから、民族の力が落ちているようにみえる。奪われたその力を、自分たちの力で取り戻さなければならない。
(以下、樋泉克夫のコラム【知道中国 712回】から)
――諸行勘定、万事金銭、終始一貫、アッケラカン・・・負けます
『拝祀衣紙札作与香港民間風俗』(巫美梅 劉鋭宏 中華文教交流服務中心 2011年) (略)
中国人が考えるあの世をみておこう。中国版あの世の初歩的考察である。この本は「香港歴史文化叢書」の最新の1冊(巻?)だ。
第十篇 現代殯儀服務告別悲情」に到って日本人なら誰もが吃驚仰天するだろう。それというのも、
ここにはあの世で使うことになる品々がワンサカと紹介されているからだ。それもリアルなカラー写真で。
なにはともあれ香港の人々にとってのあの世の姿を見てみたい。
ところで香港の人々が考えるあの世の姿を、中国大陸、台湾、さらには東南アジア各地の華人も共有している。漢民族の血で繋がる彼らなら、あの世が違うわけがない。
先ず紹介したいのが紙銭、つまり冥通銀行とも天堂地府銀行とも呼ばれるあの世の中央銀行が発行する紙幣(ご丁寧に英語でHell Bank Noteと記されている)だ。
この銀行の総裁はあの世の一切を司る玉皇で、副総裁はウソをつくと舌を抜く閻魔サマ。中国では閻魔サマはあの世の銀行の副総裁に納まっている。
しかも紙幣の隅には丁寧にも「天堂地府一律通用」の文字に加え、玉皇と閻魔のサインまで印刷されている。驚くこともない。
「地獄の沙汰も金次第」なんだから。まあ徹頭徹尾に具体的で即物的。彼らが描くあの世は中央銀行まで備え、玉皇を頂点とする官僚制度によってガッチリと支配されている。紙銭程度で驚くなかれ、である。インスタント・コーヒー、ブランデー、果物、チョコレートなどのギフト・セット。大人から子供までの男女の靴にジョギング・シューズ。子供向けのキャラクター入りのサンダル。洗濯機、冷蔵庫などの白物家電。扇風機にエアコン。液晶テレビにパソコン(デスク型とノート型)。携帯電話、iPhoneにiPad。麻雀牌にトランプ。電動髭剃りにシェービング・ローション。化粧品セット。衣類。ベッドにソファー、それにタンスの家財道具。自転車。バイク。ヨットにモーターボート。超高級セダン。はては高級マンションに使用人まで――
紙と竹ヒゴながらホンモノのそっくりに作られた品々が紹介されている。あの世でも快適な生活を送ってもらいたい。遺族は切なる願いを込め出棺前日に燃やし、一足先にあの世に送り届けておく。手回しのいいことです。
ここまで具体的になってくると、なにやらあの世の生活も楽しそう。最近では天堂地府銀行キャッシュ・カードも売り出された。
ということは、彼らのあの世にはATMがあるらしい。まさか三途の川の渡し場に。ならば、サラ金もあるはず。あの世で多重債務者になったら、あの世の先の“第二のあの世”に夜逃げでも・・・嗚呼、判らんことばかりだ。
(転載おわり)
何ともいえないほど即物的なあの世ですなー。それにしても超高級セダン、高級マンションに使用人まで持っていくようなCHINA人は閻魔サマに舌を抜かれてしまうのじゃなかろうか。
いや、地獄の沙汰も金次第か。公正な審判のない世界では、あの世でも善人は救われないのか。
まさに無告の民で救われようがない。
日本人の感覚では絶対に成仏できません。
今日聞いた話だが、去年の秋から鳥の姿をあまり見ないということだ。
田舎のお年寄りによれば、残り柿を食べる様子も見なかったと言っていたそうだ。
そういえば、毎年、今の時期に椿に来るヒヨドリの姿も見ない。電線上に何匹もとまっているのも見かけないし、鳴き声も利かないような気がする。
どうしたんだろう?気のせいだろうか。磁場でも狂っているのだろうか。
他の土地でそういうことはないですか。