今晩、文化センターで歴史講座「吉田松陰」を開講しました。講師は日本政策センターの岡田幹彦さんです。

松陰先生は膨大な文章を残されているそうですが、岡田さんは原文に二回も当たられたそうです。その中から、紹介された松陰先生のお言葉は、私達現代人にもその真心と情熱を感じさせてくれました。
松陰先生は安政の大獄で二十九歳の若さで斬首されますが、先生の尊皇攘夷の精神と教育は、久坂玄瑞や高杉晋作らの魂に火をつけ、やがて明治維新を達成させました。
もし明治維新がなかったならば、世界は今とは全く違って、いまだに白人の支配が続いていたことでしょう。
二十九年の短い生涯の吉田松陰先生は、日本のみならず世界の有色人種の大恩人とも言うべきです。
「国の存するや自ら存するなり。豈、外に待つことあらんや。外に待つことなし。豈、外に制せらるることあらんや」というのは全く今の日本のことではないかと思います。
先生が今日の日本をご覧になったら、どんなに嘆き悲しまれることでしょうか。